2016/2/1 11:20

映画『カンフー・パンダ3』、米国の興行収入に活気をもたらす

kung-fu-panda-3 映画『カンフー・パンダ3』は全米3955の映画館で上映され、少なくとも4000万ドルの興行収入を記録して、今週末の興行収入でトップの作品となるだろう。

2011年5月下旬に公開し、米国内での興行収入を4770万ドルから1億6250万ドルにまで伸ばした映画『カンフー・パンダ2』の公開から5年後、米FOXはドリームワークス・アニメーションによる同作品の続編となるコメディ・アニメ映画『カンフー・パンダ3』を配給する。2008年に公開したオリジナル作品は、公開時の6020万ドルから最終的に全米で2億1500万ドルの興行収入を記録した。

1月22日から23日にかけての記録的な大雪により、米国東海岸の興行収入が低迷する中、映画『レヴェナント: 蘇えりし者』が1600万ドルの興行収入で首位に立ったことを考えると、映画館への客足は先週末から回復を見せるだろう。

もっと見る:映画『カンフー・パンダ3』がテレビ広告費でトップに立つ(英語)

「昨年夏から今年の1月下旬へと公開を延期した映画『カンフー・パンダ3』は、ファミリー向けの映画として、興行収入に大きく貢献するだろう。同作は、表向きは最近のマルチプレックス劇場(同一施設に複数のスクリーンがある映画館)にふさわしい娯楽作品として、後半、選択肢がほぼ無い状態で蚊帳の外に置かれていたが、今週末には劇場に人が押し寄せ、前作と前々作の中間あたりの興行成績を獲得するだろう」と、レントラックでシニア・メディア・アナリストを務めるポール・ダーガラベディアンは語る。

主人公であるジャイアントパンダのポーが、故郷のパンダ村へと向かう最新作『カンフー・パンダ3』は、設立4年目のオリエンタル・ドリーム・ワークスと共同で製作され、製作費は少なくとも1億2000万ドルにのぼる。海外では1月29日にまず中国、韓国、ロシアで公開され、その他の多くの国では3月の公開を予定している。

中国で同時公開する背景には、同国で2月8日に控えている旧正月(春節)のシーズン効果を活かしたい狙いがある。

映画『カンフー・パンダ』シリーズのオリジナル作品と続編は、2作合わせて全世界で6億ドルを超える興行収入を記録した。最新作『カンフー・パンダ3』は、映画レビューサイト『Rotten Tomatoes』でも89%の人が肯定的な意味を持つ『fresh(新鮮)』という評価をつけた。オンライン・チケット・サービスのファンダンゴによれば、同作品は今週末の売上トップを記録し、公開日からの同時点の成績で比較すると、同じドリームワークスから昨年公開された映画『HOME(原題)』と『カンフー・パンダ2』を超えているという。

今週末には、さらに2つの大作が公開される。海難史に残る救出活動を描いた、クリス・パイン主演のディズニー映画『ザ・ブリザード』は3143の映画館で公開され、マーロン・ウェイアンズ主演のパロディー映画『Fifty Shades of Black(原題)』は2075の映画館で公開される。ワインスタイン・カンパニーは、ナタリー・ポートマン主演の西部劇『Jane Got a Gun(原題)』を550の映画館で配給する。

拡大公開されてから4週間目の週末に向かう映画『レヴェナント:蘇えりし者』は、残りの作品群の先頭に立つだろう。レオナルド・ディカプリオが主演を務める壮大なサバイバル・アクション・アドベンチャー映画である本作は、1月26日(現地時間)の時点で米国内で1億2200万ドル、その他の国では1億1000万ドルの興行収入を記録し、首位を維持した。

ダーガラベディアンは「映画『レヴェナント:蘇えりし者』はかなりの存在感を発揮し続けている。既に北米と海外の両方で素晴らしい興行収入を記録しているが、アワードシーズン全体を通じて強く継続的な勢いを保持し続け、さらなる収益をもたらすだろう」と語った。

1952年にニューイングランド沖で起きた沿岸警備隊の救助活動を描く実録映画『ザ・ブリザード』は、オープニング時点で1000万ドル台の興行収入が見込まれている。同作は、2700以上の3D映画館と、年配の男性が客層のメインとなる190のIMAX(アイマックス)シアターで公開される。

一方、映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』をパロディ化した映画『Fifty Shades of Black(原題)』は、コメディ・ホラー映画『A Haunted House (原題)』シリーズの2作品に主演したマーロン・ウェイアンズとマイケル・タイデス監督が再びコンビを組み、オープンロード・フィルムから配給される。IMグローバルによって調達された資金500万ドルを製作費とした同作は、900万ドルから1000万ドルの興行収入を見込んでいる。

西部劇『Jane Got a Gun(原題)』は、ナタリー・ポートマン、ジョエル・エドガートン、ノア・エメリッヒ、ユアン・マクレガーが出演者に名を連ねる。同作は2013年にニューメキシコ州サンタフェで撮影され、リン・ラムジー監督がプロジェクトを去った後にギャヴィン・オコナーが監督を務めた。

同作品は、昨年7月にザ・ワインスタイン・カンパニーが配給権を獲得したが、その前にレラティビティ・メディアによって何度か公開が延期されてきた経緯がある。


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