2016/1/18 11:00

米映画編集協会が選ぶACEエディー賞に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『アントマン』『ベター・コール・ソウル』などがノミネート

ace-eddie-award-nominations1月4日(現地時間)、米映画編集協会(American Cinema Editors、略称ACE)は、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をACEエディー賞の長編映画ドラマ部門にノミネートした。これは、J・J・エイブラムス監督の記録破りの続編を評価する最初の業界賞団体となる。

米ウォルト・ディズニーは、12月中旬のワールドプレミアより前に、映画俳優組合(Screen Actors Guild )のような団体の事前投票期限のために、同作を上映することを見合わせた。ACEエディー賞の投票は、12月4日から29日にかけて行われ、ルーカスフィルムの超大作がちょうど米国内の興行収入で6億ドルを記録したときに締めくくられた。

映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、週末までにさらに8800万ドルの興行収入を記録し、映画『アバター』のこれまでの記録を上回るために進んでいる。

今シーズンの初めに、ハリウッド外国人映画記者協会が、矛盾するコメディ部門に分類して物議をかもした映画『オデッセイ』も、長編映画ドラマ部門にノミネートされた。

これら2作品に加え、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『レヴェナント:蘇えりし者』、『ボーダーライン』 が同部門にノミネートされた。

もっと見る:映画『スティーブ・ジョブズ』、『オデッセイ』など編集賞獲得が望まれる作品(英語)

コメディ部門では、マーベル作品の『アントマン』 と並び、アダム・マッケイ監督が手がける住宅ローン危機をテーマにした小説を原案とした『マネー・ショート 華麗なる大逆転』 、発明家であるジョイ・マンガーノの半生を描いた『Joy(原題)』 、サンダンス映画祭受賞作『Me and Earl and the Dying Girl(原題)』 、コメディアンのエイミー・シューマーが主演を務める『Trainwreck(原題)』がノミネートされた。

ドラマ部門にノミネートされなかった作品で最も有名なものは、『スポットライト 世紀のスクープ』だ。トム・マッカーシー監督が手がけるジャーナリズムをテーマにした同作は、ここ数週間で様々な領域の映画批評家団体の総意のもと、事実上、賞レースのフロントランナーとなっていた。

しかし、歴史的に見て、特に過去10年間では、アカデミー賞の編集賞部門は、作品賞部門のための重要な指標となっていた。にもかかわらず昨年度のアカデミー賞で、映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は、編集賞にノミネートされることなく作品賞を獲得した。これは、1980年公開の映画『普通の人々』以来、34年ぶりの出来事であった。

ACEエディー賞にノミネートされずに作品賞を受賞した作品は、26年前に公開された映画『ドライビング Miss デイジー』が最後だ。だが同作は、アカデミー賞の編集賞にノミネートされていた。

ACEエディー賞の長編映画アニメ部門には、『Anomalisa(原題)』、『インサイド・ヘッド』、『アーロと少年』がノミネートされ、長編映画ドキュメンタリー部門では『Amy(原題)』、『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』、『ゴーイング・クリア: サイエントロジーと信仰という監禁』、『わたしはマララ』、『レッキング・クルー 伝説のミュージシャンたち』がノミネートされた。

テレビ部門では、『Silicon Valley(原題)』、『Veep(原題)』、『FARGO/ファーゴ』、『MAD MEN マッドメン』、『The Knick(原題)』(※スティーブン・ソダーバーグ監督は、マリー・アン・バーナード名義でクレジットされている) のエピソードがノミネートされた。『ベター・コール・ソウル』と『ゲーム・オブ・スローンズ』 は、それぞれ2エピソードがノミネートされ、ミニシリーズ・テレビ映画部門では、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 塀の中の彼女たち』 の90分エピソードがノミネートされた。

第66回ACEエディー賞の授賞式は、1月29日(現地時間)に開催される。映画部門、テレビ部門にノミネートされた全作品は以下の通り。

【映画部門】
長編映画ドラマ部門
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 / マーガレット・シクセル
『オデッセイ』 / ピエトロ・スカリア(ACE)
『レヴェナント:蘇えりし者』 / スティーヴン・ミリオン(ACE)
『ボーダーライン』 / ジョー・ウォーカー(ACE)
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 / メアリー・ジョー・マーキー(ACE)、メリアン・ブランドン(ACE)

長編映画コメディ部門
『アントマン』 / ダン・レーベンタール(ACE)、コルビー・パーカー・Jr(ACE)
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』 / ハンク・コーウィン(ACE)
『Joy(原題)』 / ジェイ・キャシディ(ACE) 、アラン・ボームガーテン(ACE)、クリストファー・テレフセン(ACE)、トム・クロス(ACE)
『Me and Earl and the Dying Girl(原題)』 / デヴィッド・トラクテンバーグ
『Trainwreck(原題)』 / ウィリアム・ケアー、ポール・ザッカー

長編映画アニメ部門
『Anomalisa(原題)』 / ギャレット・エルキンス
『インサイド・ヘッド』 / ケヴィン・ノ ルティング
『アーロと少年』 / スティーブン・シェーファー(ACE)

長編映画ドキュメンタリー部門
『Amy(原題)』 / クリス・キング
『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』 / Joe Beshenkovsky、ブレット・モーゲン
『ゴーイング・クリア: サイエントロジーと信仰という監禁』 / アンディ・グリーヴ
『わたしはマララ』 / グレッグ・フィントン(ACE)、ブライアン・ジョンソン、ブラッド・フラー
『レッキング・クルー 伝説のミュージシャンたち』 / クレア・スキャンロン

【テレビ部門】
30分シリーズ部門
『Inside Amy Schumer(原題)』 – 『12 Angry Men(原題)』 / ニック・ペーリー
『Silicon Valley(原題)』 – 『Two Days of the Condor(原題)』 / ブライアン・マーケン(ACE)
『Veep(原題)』 – 『Election Night(原題)』 / グレイ・ドールナー

1時間シリーズ部門(コマーシャル有り)
『ベター・コール・ソウル』 – 『警官』 / ケリー・ディクソン(ACE)
『ベター・コール・ソウル』 – 『駆け出し』 / スキップ・マクドナルド(ACE)
『FARGO/ファーゴ』 – 『Did You Do This? No, You Did It!(原題)』 / スキップ・マクドナルド(ACE)、カーティス・サーバー
『グッド・ワイフ』 – 『Restraint(原題)』 / スコット・ヴィクレイ(ACE)
『MAD MEN マッドメン』 – 『Person to Person(原題)』 / トム・ウィルソン

1時間シリーズ部門(コマーシャル無し)
『ゲーム・オブ・スローンズ』 – 『竜の舞踏』 / ケイティ・ウェイランド
『ゲーム・オブ・スローンズ』 – 『堅牢な家』 / ティム・ポーター
『ホームランド』 – 『The Tradition of Hospitality(原題)』 / ハーヴェイ・ローゼンストック(ACE)
『ハウス・オブ・カード 野望の階段』 – 『Chapter 39』 / リサ・ブロムウェル(ACE)
『The Knick(原題)』 – 『Wonderful Surprises(原題)』 / マリー・アン・バーナード

ミニシリーズ・テレビ映画部門
『BESSIE/ブルースの女王』 / ブライアン・A・ケイツ(ACE)
『Dolly Parton’s Coat of Many Colors(原題)』 / メイジー・ホイ(ACE)
『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 塀の中の彼女たち』 – 『信ずるは我のみ』(90分エピソード) / ウィリアムトゥーロ

ノン・スクリプト・シリーズ部門
『Anthony Bourdain: Parts Unknown(原題)』 – 『Bay Area(原題)』 / ハンター・グロス(ACE)
『Deadliest Catch(原題)』 – 『Zero Hour(原題)』 / ジョシュ・アール(ACE)、ベン・ブラタオ
『Whale Wars(原題)』 – 『The Darkest Hour(原題)』 / エリック・ドリスコル、ニック・Jamgocyan、クリス・カークパトリック、デヴィッド・マイケル・マウラー(ACE)、グレッグ・マクドナルド、マーカス・ミラー、アレクサンドリア・スコット

テレビドキュメンタリー部門
『Keith Richards: Under the Influence(原題)』 / ジョシュア・L・ピアソン
『The Jinx: The Life and Deaths of Robert Durst – Chapter 1(原題)』 / リチャード・ハンキン(ACE)、ザック・スチュアート・ポンティア、ケイトリン・グリーン、シェルビー・シーゲル
『The Seventies: The United State vs. Nixon(原題)』 / クリス・A・パターソン(ACE)


タグ:
  • この記事が気に入ったらVarietyJapanをフォローしよう

MostRecentNews

  • 1O.J.シンプソンが再びハリウッドで働くべきではない理由リンク
  • 22016年米大統領選、最近の民主党討論会における5つの重要な話題リンク
  • 3ジム・キャリー、元恋人の突然の自殺に驚きと悲しみを表明リンク
  • 4【独占記事】映画『キャプテン・アメリカ』のジョー・ジョンストン監督、映...リンク
  • 5アニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』、完成前に11...リンク