2018/4/7 11:50

スティーヴン・スピルバーグ、Netflix製作の映画はアカデミー賞に値するとは思わないと発言

Netflixがオリジナル映画の製作と配信を始めて以来、映画業界ではそれらの作品が、特にアカデミー賞に関して、劇場公開された映画と同じように認知されるに値するのかについて多くの論争が巻き起こってきた。

伝説的な映画監督であるスティーヴン・スピルバーグは、明らかにそうした映画が劇場公開映画と同等の認知に値しないと考えている。

スピルバーグはITV Newsに対して、「テレビのフォーマットに取り組んだ場合、それはテレビ映画だ」「確かに、その作品が良いものであればエミー賞に値するが、アカデミー賞には値しない。2、3か所の劇場で一週間も上映されずに形だけの認定を受けた映画が、アカデミー賞のノミネーションに適正であるべきとは考えていない」と、語った。

Netflixは最近、ニューヨークとロサンゼルスで1週間の劇場公開となったディー・リース監督の映画『マッドバウンド 哀しき友情』や、劇場公開されずに2016年のアカデミー賞でドキュメンタリー長編賞にノミネートされたエヴァ・デュヴァネイ監督の映画『13th -憲法修正第13条-』で、映画賞における認知度を高めてきた。

映画『ダンケルク』のクリストファー・ノーラン監督もNetflixに関する論争に加わり、「奇妙だ」「考えがない」と語った。後にノーラン監督は、Netflixのコンテンツ最高責任者のテッド・サランドスへ謝罪したが、彼の発言を「気が利かない」と評した。

議論は、映画祭におけるNetflix映画の立ち位置についての疑問にも波及し、2017年のカンヌ国際映画祭におけるNetflix映画『オクジャ/okja』のプレミアでは、Netflixのロゴが表示されたスクリーンが設置された。カンヌは映画祭の後に、将来的にコンペティション部門に選出されたあらゆる映画は、劇場公開されなければならないというルールを制定した。

最近になって行われた本紙ヴァラエティとのインタビューで、カンヌ国際映画祭総代表のティエリー・フレモーは、Netflixとアマゾンは「何か重要なもの」を象徴しており、「我々は結果的に良き合意を導き出す。なぜなら、映画が歴史の一部になるためには、劇場公開、興行収入、批評家、シネフィルの情熱、映画賞のキャンペーン、書籍、名鑑、映画に関する文献を経由しなければならない。このすべては、映画の歴史に基づく伝統の一部なのだ」と、語った。


  • 元記事著者:Erin Nyren
  • 翻訳者:Yutaka Kishi
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