2018/2/26 08:00

映画『ブラックパンサー』のライアン・クーグラー監督、アフリカ人であることの意味を語る

現在最も話題の映画にまつわるトピックを才能溢れる人々が語る、ここだけのストーリーとともにお届けする本紙ヴァラエティによるポッドキャスト番組『Playback』へようこそ。

今週の話題の中心はライアン・クーグラー監督だ。公開からわずか6日間で、米国内で2億7000万ドルの興行収入を記録したクーグラー監督の大胆な超大作かつマーベルによる大人気ヒット映画『ブラックパンサー』の空模様は最高だ。同作の脚本家兼監督であるクーグラー監督は、マーベル・シネマティック・ユニバース誕生から10周年を迎えるマーベルで最も成功した作品のひとつを作りあげた。彼とともに歴史を作りあげた大衆に宛てた心に訴えるメッセージをお伝えしよう。

今週のエピソード下記から視聴できる。新しいエピソードは、毎週木曜日に配信される。

『Playback』の他のエピソードはこちらで視聴できる。

クーグラー監督は、「今までに見たことのないものを作ることは、私にとってまたとないチャンスでした」「アフリカ系アメリカ人として、アフリカ大陸と私たちの歴史は多くの緊張をはらんでいます。私たちは、自分たちに起きた非常に特殊なトラウマ的経験の結果として、私たちの系統を遡ることはできません。私たちが大陸について学ぶ方法はそのレンズを通し、またその関係を通して歪められており、自分自身について学ぶ方法は歪んでいます。私のアイデンティティには“ずれ”がありましたから、色々な意味でこれは私の最も個人的な映画だと言えます」と、語る。

映画を準備していた間、クーグラー監督は初めてアフリカを訪れたが、意外にもそれは刺激的な旅となった。クーグラー監督は南アフリカに行き、映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でチャドウィック・ボーズマンとジョン・カニが話したコサ語にインスパイアされ、『ブラックパンサー』に登場するワカンダ国のモデルとなった内陸の王国レソトを訪れた。女優ルピタ・ニョンゴの家族の協力で訪れたケニアでクーグラー監督は、アフリカ大陸での一般的な人間関係をより深く把握し始めた。最終的にクーグラー監督は、ポップ・カルチャーでよりよく表現できるアイデンティティの全体像を理解するようになった。

クーグラー監督は、「メディアの中で表現されるアフリカを見ると、多くの場合それは残念なものです」「飢えた子供や、他の場所から援助を必要としている人々、闘争、それらは誇りに思えるようなものではありません。私が分かったことは最初から知っていたことで、アフリカ人であるということはただ人間であるということでした。それは、あらゆる場所で表現できる芸術を愛するということです。それを自分の身に着けるものに表現します。あなたの体に表現します。そしてあらゆるものから芸術を作り出します。たとえあなたがゴミや木材や棒しか持っていないとしても、そこから芸術を作り出す方法を見つけることができるでしょう。アフリカ人であることは美しいことです。家族が亡くなる時でさえ、まるでまだそこにいるかのように語り愛することです。アフリカ人であることは、動けなくなるほど踊ってからさらに踊り続けるまでに踊ることを愛することです。それは、すべての人間がどこからやって来るのかということで、科学的に証明されていることです。アフリカ人であるということは、ただ人間であるということなのです。どういうわけか、私はそれを示すメディアを見ませんでした。だから、この映画でそれを探求できることに心からわくわくしました」と、語る。

この大規模な取り組みを世界に広めることにクーグラー監督が依然として大きな重点を置いていると仮定すると、彼はかなり昔から相反する感情を抱えている。一方で、クーグラー監督の熱心なプロジェクトのひとつは、2014年にアトランタの公立学校で起きた不正行為のスキャンダルの複雑な真実を描く映画『Wrong Answer(原題)』だ。同作にはクーグラー監督と頻繁にチームを組むマイケル・B・ジョーダンが出演する。

同作についてクーグラー監督は、「信じられないような物語です」「実在するオークランド出身のダマニー・ルイスという驚くべき男性についての話です。子供を教育することが天職だと気付く1人の男性についての物語ですが、何らかの理由で彼は壊れたシステムの中にいて、違法なことをしている子どもたちをただ見るだけになっています。胸が張り裂けるような思いになりますが、信じられないくらいに興味深く畏敬の念を抱かせる物語です。作品がうまくいくことを願っています」と、述べた。

ルース・E・カーターの目を見張るような『ブラックパンサー』の衣装デザインの話を含むクーグラー監督の初のコミック・キャラクター作品の経験と、クーグラー監督が映画『Creed 2(原題)』を監督しない理由については、ページ上部にあるストリーミングのリンクから『Playback』の最新エピソードを視聴してみて欲しい。

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※写真はポッドキャスト番組『Playback』専用に撮影。
DAN DOPERALSKI FOR VARIETY


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