2017/11/8 08:00

【独占記事】ドラマシリーズ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』、主人公フランク・アンダーウッドを殺す設定を検討か

米Netflixによるドラマシリーズ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のプロデューサー陣は、主演のケヴィン・スペイシーに対する性的暴行やハラスメントの申し立てを受け、同シリーズを続行するためのいくつかの選択肢を模索している。

1つのシナリオは、スペイシー演じる悪役フランク・アンダーウッドを殺し、シーズン6と最終シーズンをロビン・ライト演じるフランク同様に操り上手な妻のクレアに焦点を合わせることだと関係者は語る。

『ハウス・オブ・カード』シリーズは、メディア・ライツ・キャピタルがプロデュースを手掛けている。スペイシーに対する疑惑についてプロデューサーは、スペイシーを擁護し共に進んでいくことができない点に懸念を抱いている。スペイシーが同シリーズのスタッフにセクハラ行為を行い、ドラマの撮影現場を“有害な仕事環境”にしたという報告を米テレビ局CNNが発表し、スペイシーの見通しの暗い状況はこれからも続く可能性がある。

プロデューサーは、同シリーズに300人の出演者とスタッフが雇用されており、シーズン6が進行できなければ番組を中断するという現実も認識しているが、スタッフたちは間違ったことは何もしておらず、スペイシーの行動で彼らまでもが罰されるべきではないという考えのようだ。シーズン6は撮影を開始したばかりなので、スペイシー演じるキャラクターは、多くの障害なしに安全にその出番を終えることができる。

スペイシー抜きで同シリーズを続けるというアイデアは、女優のジェシカ・チャステインが、「ロビン・ライトが『ハウス・オブ・カード』の主役になることはできるかしら?その準備は整っている」と、ツイートして盛り上がった。

現在プロデューサーは、合法的にスペイシー抜きで番組を進めることができるのか、あるいは残りのエピソードにスペイシーを出演させる義務があるのかを見極めるために、スペイシーとの契約を熟読している。テレビシリーズ『スター・トレック:ディスカバリー』、映画『RENT/レント』に出演したアンソニー・ラップが、米バズフィードのインタビューで14歳の頃にスペイシーに性的暴行を受けたと主張してから2日後の10月31日(現地時間)、プロダクションは、『ハウス・オブ・カード』シーズン6の製作を一時中止した。11月2日(現地時間)、スペイシーは代理人契約を交わしていたCAA(クリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー)と広報担当者のスターチ・ウルフによって顧客リストから外された。11月3日(現地時間)、スコットランドヤードは、スペイシーがロンドンで男性俳優に性的暴行を働いたという申し立てに応じて捜査を開始した。

プロデューサーがシーズン6の選択肢を検討する中で、米Netflixとメディア・ライツ・キャピタルは、 『ハウス・オブ・カード』のスピンオフ作品を検討している。10月30日に本紙ヴァラエティが報じたように、プロデューサーと米Netflixは、『ハウス・オブ・カード』と同じ物語の世界で起こる新しいシリーズのための複数のアイデアを開発している。スピンオフ作品には、エリック・ロスが脚本を執筆したマイケル・ケリー演じる政治補佐官ダグ・スタンパーの物語がコンセプトのひとつとして含まれている。

米Netflixの広報担当とメディア・ライツ・キャピタルはコメントを控えた。


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