2017/8/30 11:45

リブート版映画『ヘルボーイ』、エド・スクラインがホワイトウォッシュ批判を受けて降板へ

エド・スクラインが一般からの批判により、出演予定のリブート版映画『ヘルボーイ』から降板した。原作のグラフィック・ノベル『ヘルボーイ』で日系アメリカ人として描かれている元海兵隊隊長ベンジャミン・デミオ役にスクラインがキャスティングされたことは、ハリウッドを長く悩ませてきたホワイトウォッシングに関する議論を再び活発化させた。

映画『デッドプール』にエイジャックス役で出演したスクラインは、8月28日(現地時間)にソーシャルメディアを通じて、プロジェクトを降板した理由を説明する声明を発表した。

Ed Skreinさん(@edskrein)がシェアした投稿

スクラインは、「このキャラクターを、文化的に正確な方法で表現することが人々にとって重要な意味を持ち、この責任を無視することは、芸術における少数民族の背景や声を曖昧にするという憂慮すべき傾向を継続させることになるのは明らかです。そのことに敬意を表し、尊重することが重要だと考えます。そのような理由で、私はこの役が適切にキャスティングされるために降板することに決めました」と語り、「民族の多様性を表現することは、異なる人種を家族に持つ私のような人間には特に重要なことです。難しい時期に道徳的な決定を下し、誰でも受け入れようとする声をあげるのは私たちの役目です。いつの日かこれらの討論があまり必要でなくなり、芸術の平等な表現を現実のものにする助けになればと願います」と、続けた。

スクラインの起用は、元々はアジア系を描いた役を白人俳優が演じるという最近の論争に続くものだ。今年の初めに映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』でスカーレット・ヨハンソンが日本人サイボーグ役で出演したことは、映画『ドクター・ストレンジ』でティルダ・スウィントンが原作コミックでアジア系男性として描かれていたエンシェント・ワンを演じた時と同様に、騒動を引き起こした。

リブート版『ヘルボーイ』を手掛けるライオンズゲートは声明で、「スクラインは、このことについて非常に強い意志を持っていました。私たちは、彼の無欲な決断を完全に支持します」と述べ、「真正性や民族性の問題に鈍感なのは私たちの意図するところではありません。原作のキャラクター設定により忠実な俳優を再びキャスティングします」と、続けた。

コミック『ヘルボーイ』の作者マイク・ミニョーラは、ツイッターでスクラインに感謝を述べ、「とても良い決断だと思う」と、加えた。

現在ライオンズゲートは、デミオ役を再キャスティングすることに焦点を当てている。関係者によると、映画は10月に撮影を開始し、スクラインの降板は撮影日に影響は与えないようだ。

リブート版『ヘルボーイ』は、デヴィッド・ハーバーが主役のヘルボーイを演じる。ニール・マーシャルが監督を務め、イアン・マクシェーン、ミラ・ジョヴォヴィッチが出演する。


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