2017/8/8 21:00

坂本龍一のドキュメンタリー映画、ベネチア国際映画祭への公式出品が決定

映画『ラストエンペラー』で1987年のアカデミー作曲賞とゴールデン・グローブ音楽賞をダブル受賞した音楽家、坂本龍一を追うドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』が、今年のベネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に公式出品されることが決まった。

坂本にとって、ベネチア国際映画祭は2013年にコンペティション部門の審査員として参加したゆかりの深い映画祭である。今年は自身の出演する作品がワールドプレミアを果たすこととなった。

本作は、2012年から5年間に渡って坂本を密着取材した成果と、膨大なアーカイブ映像とによって、坂本の半生を描き出す。

坂本は現在65歳。1978年に『千のナイフ』で音楽作家としてソロデビューした後、細野晴臣、高橋幸宏と3人でイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)を結成。ポップロックとシンセサイザーによる電子音楽を融合させた。1980年には楽曲『Computer Game』がビルボードの全米ヒットチャートで60位に入るなど、世界的な人気を獲得する。

80年代には映画『戦場のメリークリスマス』、映画『ラストエンペラー』に出演し、その映画音楽も手がけ、オスカーとゴールデン・グローブを含む多くの賞を受賞。映画音楽家としての地位を確立した。以後、作曲家、演奏家、音楽プロデューサーとして、幅広いジャンルで活躍する。

90年代後半になると、社会問題や環境問題に意識を向けるようになり、音楽表現にも変化が見られた。2014年に中咽頭がんと診断され、1年近くに及ぶ闘病を経て復帰。2017年春に8年ぶりのオリジナルアルバム『async』をリリースした。

監督は、本作が劇場版映画初監督となるスティーブン・ノムラ・シブル。東日本大震災を経て坂本の音楽表現に表れた変化に興味をもち、密着取材をスタートさせた。日本では11月4日から公開。

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  • 執筆者:shin_h
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