2017/6/23 15:30

映画『スター・ウォーズ』のハン・ソロを描く映画、フィル・ロードとクリストファー・ミラー監督が降板

映画『スター・ウォーズ』シリーズのハン・ソロの姿を描くタイトル未定のスピンオフ映画が、“創作上の相違” を理由に監督のフィル・ロードとクリストファー・ミラーと決別した。

ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディは、『スター・ウォーズ』の公式サイトに掲載された声明で、「フィル・ロード監督とクリストファー・ミラー監督は才能にあふれた映画製作者で、信じられないようなキャストやクルーをまとめてきましたが、この作品において我々が異なるビジョンを持っていることが明確になり、決別することを決めました。新しい監督は近く発表されます」と、述べた。

ロード監督とミラー監督は、「残念なことに、我々のビジョンとプロセスは、同作におけるパートナーたちと足並みがそろいませんでした。我々は通常 “創作上の相違“という言葉を使いたくありませんが、今回ばかりはこの決まり文句が正確な表現です。我々は、素晴らしく世界レベルのキャストとクルーの働きを誇りに思います」と、加えた。

複数の情報筋によると、ロン・ハワードが同作の監督を引き継ぐ交渉中のようだが、まだ契約は結ばれていない。

ハリソン・フォードが映画『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』で有名にしたキャラクター、ハン・ソロの起源の物語を初めて描く同作は、2月20日に主演のオールデン・エアエンライクとともに、主要な撮影をロンドンのパインウッド・スタジオで開始した。

米ウォルト・ディズニーとルーカスフィルムは、映画『LEGO(R)ムービー』と映画『21ジャンプストリート』で称賛を受けたロード監督とミラー監督を2015年の7月に雇用した。タイトル未定のスピンオフ映画には、ドナルド・グローヴァー、タンディ・ニュートン、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、ウディ・ハレルソン、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、イアン・ケニー、エミリア・クラーク、ヨーナス・スオタモも出演する。

ロード監督とミラー監督は2月20日の製作開始の声明で、「世界中からやってきたユニークな考えを持つ素晴らしい人々が、芸術を作るという唯一の目的のために団結する姿を見ることは奇跡以外の何物でもありません。我々は本当に感動しており幸運だと感じているので、ジョークを発言することは考え付きません」と、述べた。

同作は現在も製作中で、夏には数週間の再撮影の予定だ。米ディズニーは、同作の米劇場公開日は2018年の5月25日のままであることを発表したが、それ以上は語らなかった。

同作の脚本は、ローレンス・カスダンと彼の息子ジョン・カスダンが執筆した。物語は、『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』で、ルーク・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービがモス・アイズリーの酒場で最初に出会った若きハン・ソロが、いかにして密輸業者や盗賊、ろくでなしになったのかに焦点を当てる。ローレンス・カスダンは、同シリーズの映画『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』、映画『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』も共同執筆した。

米ディズニーのCEOボブ・アイガーは3月の業績発表で、同作がソロの人生における18歳から24歳までを描き、ミレニアム・ファルコン号を持つことになった経緯やウーキー族の相棒であるチューバッカとの出会いを明かすと語った。グローヴァーは、犯罪社会で働く若き日のランド・カルリシアン役でキャスティングされており、ハレルソンは、犯罪者でハン・ソロの良き助言者を演じる。スオタモは、チューバッカを演じる。

キャスリーン・ケネディとアリソン・シェアマーがプロデュースを手掛けるスピンオフ映画は、『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』で描かれた出来事の前を舞台とし、最近のスピンオフ単独作映画『スター・ウォーズ』アンソロジー3部作の1作目である映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』と近い時系列にある。12月に公開されギャレス・エドワーズが監督を務めた『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、同シリーズ8本目の映画として、全世界での興行総収入10億5000万ドルを記録した。

米ディズニーとルーカスフィルムは、2015年に公開されたライアン・ジョンソンが脚本・監督を務めた映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で描かれた出来事に続く内容となる映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を12月15日に劇場公開する。同作はコリン・トレヴォロウが監督を務めた。両スタジオは、トレヴォロウ監督とデレク・コノリーが脚本を手掛ける2019年5月24日米劇場公開予定の映画『Star Wars: Episode IX(原題)』のプリプロダクションも行っている。

アイガーは2016年に、米ディズニーとルーカスフィルムが3本目の『スター・ウォーズ』アンソロジー映画を2020年の公開予定で計画していることを明かしたが、同スタジオはそれ以上の詳細を提供していない。

米ディズニーは、ルーカスフィルムを2012年10月に40億ドルで買収し、その時点で、2015年、2017年、2019年に3部作を公開する予定だと発表した。アイガーは2013年の前半に、初めてスピンオフ映画の計画を発表した。

米ディズニーは2016年前半に、映画『Star Wars: Episode VIII(原題)』の劇場公開が2017年の5月26日から12月15日に延期となったことを発表した。結果的に『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』とタイトルが付けたれた同作には、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で初登場したデイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザックが出演する。


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