2017/6/19 17:59

映画『オクジャ』の監督は劇場公開を切望するも、Netflixの決定は尊重

Netflixの映画『オクジャ/okja』の公開日程を巡ってカンヌ国際映画祭で議論を繰り広げた、韓国人監督ポン・ジュノが6月14日(現地時間)に外交文書を発表した。彼は、『オクジャ/okja』の劇場公開を望んでいるが、Netflixが望む権利を尊重すると発表した。

ポンは韓国で開かれた『オクジャ/okja』の公式発表会でコメントした。韓国で同作が劇場公開されるかどうはまだわからない。韓国の大手映画館は、もしNetflixが韓国の商習慣を無視し、劇場公開日から3週間待つことをせず、公開日の6月29日(現地時間)からのオンライン公開を主張した場合、予定されていた劇場公開はしないと発表した。

ポンは公式発表会で「韓国は『オクジャ』にとって最初から特別な場所です。現在の騒動については私に責任があります」と述べ、「カメラマンと私は、この映画は大きなスクリーンで公開されるべきだと考えてきました。配給会社とNetflixには、アメリカ、イギリス、韓国のできるだけ多くの映画館で公開したいと伝えました」と語った。

韓国では同作は配給会社のネクスト・エンターテインメント・ワールドを通じて、劇場公開される予定だった。しかし先月、カンヌの公式コンペティションに参加したことに対してフランスの興行関係者が怒りを表明したことを受け、韓国の劇場運営者も態度を硬化させた。韓国の3大劇場チェーンのCJ-CGV、メガボックス、ロッテは、Netflixが劇場公開と同時にオンライン上で公開した場合、劇場公開をしないと発表した。しかし、3社とも交渉の余地はありそうだ。

ポンは「マルチプレックスが劇場公開と配信の間に3週間の時間を置きたいことは分かっています。それは韓国の興行界の慣習だからです。しかし、Netflixには劇場と同時公開のポリシーがあり、私はそちらも尊重しています」と述べ、「この論争によって、新しいルールができるでしょう」と語った。

ポンは以前、韓国映画としては過去最大の予算となった同作にNetflixが出資してくれたこと、そして、自由に制作させてくれたことを称賛した。14日、彼は所有権で与えられる権利について再び主張した。「Netflixのオリジナル作品は、ユーザーの視聴料から資金を調達しています。同作に最初にアクセスするというユーザーの権利を奪うことはできません」と述べた。

また、ポンは今年のカンヌ国際映画祭で必要な話し合いをすることを提案していた。「映画祭では、問題と論争が絶えません。今年はラース・フォン・トリアーがいないので、私たちがその役を買わなければならないでしょう」とジョークを飛ばした。


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