2016/12/15 16:24

ドキュメンタリーの壁を破ったナンシー・ハミルトンという女性について

Nancy Hamilton Being Awarded "Oscar" 過去60年にわたるアカデミー賞受賞者のリストを眺めると、長編ストーリー映画では男性が多数を占めるものの、ドキュメンタリー部門では長きにわたり女性が貢献し、競い合い、勝利を収められる絶好の場になっている。

それを証明する、ひとりの女性映画製作者がいる。

ドキュメンタリー部門で、ガラスの天井が破られてから久しい。長編ドキュメンタリー部門で最初にオスカーを手にした女性が、ナンシー・ハミルトンだ。素晴らしい才能に満ちた彼女は、初めて手掛けた映画『Helen Keller in Her Story(原題)』で1955年のアカデミー賞を獲得した。しかし、彼女はそれ以前から、すでに作詞作曲、演技、劇作、脚本の世界で頭角を現していたことを、私たちは心に留めておかなくてはならない。

20世紀以降、最も重要で大きな影響力を持つ米国の伝統的な楽曲(アメリカン・ソングブック)のひとつ、『How High the Moon(原題)』の作詞家であるハミルトンは、『Helen Keller in Her Story(原題)』が公開される前から、20年以上にわたり、ニューヨークにあるいくつかの劇場の演出のために、人々から称賛されるスケッチと作詞を手がけた。今日、エンターテインメント業界におけるゲイとレズビアンの貢献の歴史を学ぶアカデミックな領域以外には、彼女の名前を知る者はほとんどいない。しかし、ショー・ビジネスにおけるすべての創造性ある人々は、「ショーを手に入れる唯一の方法は、ショーを書くことである」という彼女のコメントの背後に潜む、決意にも似た精神に気づくだろう。


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